【アルバム国内盤発売】Gatesの2つのEPをレビューしてみました。

10月、11月の発表ラッシュが一段落ついて、
やっと記事を書く時間が確保出来ましたので、
久々に更新してみようと思います。

というわけで、本日はこちらのブログでは初となるレビュー記事です。
本日(12月3日)にデビューアルバムの国内盤が発売されることになりましたバンド、
Gatesの過去のEP2作品のレビューをしてみました。



まずは1st EP「The Sun Will Rise and Lead Me Home」(2011)から。



1.A Vague Ambition
2.Walls
3.Burned Us Alive
4.In The Morning
5.At The End of All Things
6.Sleepwalker
(太字はお気に入りの曲)

この頃からすでにメロディーの美しさ、繊細さは素晴らしいものでしたが、
ポストロックというよりは、インディーエモ的な内向性を感じさせる音でした。
そのような内へ、内へと向かっていくような音であったためか、
壮大さや開放感よりも、憂いを感じさせるような雰囲気の漂った作品となっています。
そしてそこに少し泥臭い、エモーショナルなボーカルが乗ることによって、
全体的にナヨっとすることなく引き締まっているのも良いですね。
表現の幅が少し狭いのか、通して聴くとあっさりしすぎているようにも感じますが、
1st EPであることを考えれば、かなりクオリティの高いものであると思います。


次に2nd EP「You Are All You Have Left To Fear」(2013)



1.They See Only Shadows
2.Like This You Mean 
3.Cast in the Pattern
4.To Those Who Fell... 
5....And To Those Who Carry On 
6.The Sound of Letting Go
7.Skyline
(太字はお気に入りの曲)

1st EPではどことなく暗さや湿っぽさを感じさせるところがありましたが、
2nd EPでは、憂いは含みつつも、明るく澄んだ空気を感じさせます。
また、インディーエモ的な音からよりポストロック的な音になっており、
マスロックのようなアプローチもところどころに見られるようになりました。
ポストロックに近づいたことにより、音はさらに繊細さと美しさを増し、
1st EPから感じられたものとはまた異なる憂い、そして儚さを感じさせる作品となっています。
ボーカルのエモーショナルさにもさらに磨きがかかっており、
感情を全力でぶつけるかのような歌声が胸にグッと刺さってきます。
2nd EPでは、1st EPのように単調さを感じることもなく、
EP全体を通してかなり完成度の高いものとなっていると思います。


というわけで、以上GatesのEP2作品を短いですがレビューしてみました。
アルバムもとても良い出来になっているようなので、
気になった方はぜひチェックしてみてください!
Gates Official 
Friend of Mine Records 

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