She,in the haze - "Mama said"

発売からかなり時間が経ってしまいましたが……。
本日は国産オルタナティブ/シューゲイザーバンド、
She,in the hazeの全国流通版ミニアルバムを紹介いたします。




バンドとは書きましたが、PV制作からステージ演出など、
SITHに関わることはほぼ全て彼ら自身がプロデュースしているので、
クリエイターグループとしたほうが適切かもしれません。

そんな彼らの世界観に私が初めて触れたのは、
このミニアルバムの1曲目にもなっている「Stars」という曲でした。



繊細で透き通った雰囲気と甘いメロディーの融合が素晴らしく、
初めて聴いた際に「こんなバンドが日本にいたなんて」と、
大きな衝撃を受けたことを覚えています。

しかし彼らの表現は更に幅広く、
このミニアルバムに収録されている6曲についても、
全てが全て少しずつ、または大きく異なる雰囲気を持っています。

2曲目のタイトルナンバー「Mama Said」を聴いただけでも、
おそらくそれは理解できるのではないかと思います。



サビ部分の浮遊感は「Stars」とも共通するものであると思いますが、
他の部分はよりエレクトロニカ的なサウンドになっているし、
メロディーはよりシリアスな雰囲気を持っています。
この曲のモチーフが連続殺人犯ヘンリー・リー・ルーカスである、
ということからくるものでもあるのでしょう。
それでもドリーミーな空気感が壊れないのもまたすごい。

3曲目「Freezing」はよりタイトな印象の一曲。
楽曲内での緩急の付け方が素晴らしく、
アルバムの中で最も短い楽曲ながらも聴いたあとの満足度は高いです。
続く「Behind」はこれまでの楽曲とはかなり雰囲気が異なっていて、
少しヘビーかつノイジーな、オルタナ~ポストグランジ的サウンドを響かせています。
個人的にはちょっとだけIdlewildやThe Cooper Temple Clauseを思い出しました笑
5曲目の「Claudia」はオルタナティブ・ロック的な楽曲で、
このアルバムの中でも最もポップな曲であると思います。
ボーカルのyukiさんの声の妖艶さが際立っている一曲でもありますね。

そして最後の「Teddy」。


7分超えの大作です。
この曲はとにかく、yukiさんの声が素晴らしい。
彼のこの声自体は生まれ持った才能ということもできると思いますが、
それをここまで使いこなして「聴かせる」ことができているのは本当に凄いなと。
そしてまた、楽曲のもつ高揚感、開放感と切なさが素晴らしい。
この楽曲のおかげで、聴いたあとにあっさりと終わってしまうのではなく、
濃厚な余韻とでもいうような感覚が残るアルバムになっています。
観に行ったライブでもこの曲を最後に演っていましたが、
会場全体に残る余韻がたまりませんでした。

ライブにも2回行かせていただきましたが、
そのたびに、彼らがより大きな会場で演ったら、
自分たちの世界で染め上げたステージで演ったら、
ということをついつい考えてしまうので、
いつか大きなところでできるくらいになってほしいなと思っています。
すでに世界観も実力も高いものを持っていますので、
今後の活動にも期待しましょう!

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