Northern Factory - "From The Corner Of This Room”

お久しぶりです。
2月になったら更新するかのように書いておきながら、
結局ブログ復帰が今頃になってしまいました。
2月以降プライベートで色々とありまして、
先週くらいにそれが落ち着き、やっと時間を作れました。

というわけで、復帰1本目の記事はディスクレビューでございます。
発売前から「このEPについては絶対記事を書く!」と決めていた作品で、
楽しみすぎて久しぶりにフラゲまでしちゃいました……!
そんな作品がこちら、Northern Factoryの1st EP「From The Corner Of This Room」。

このティーザーを聴いていただければわかると思いますが、正統派のピアノエモ/ポップ!
まさかの2連続ピアノエモの記事です、ピアノエモフォーエバー。

さて、このNorthern Factoryですが、もともとはSomething Holidayというバンドで
活動していたRyojiさんが、2013年にバンドを脱退し開始したソロプロジェクト。
ドラム以外はRyojiさん、ドラムは友人のYutaさんが担当しているとのこと。
色々な経緯などはpuFF。さん掲載のインタビューに詳しく載っておりますので、
ここでは割愛させていただいて、インタビューへのリンクを貼っておきますね。
Ryojiさん自身による曲解説も載ってますよー。
Northern Factory /From the corner of this room@puFF。
ちなみに今回発売されたEPは、2014年にBandcamp上で発表されたものに、
ボーナストラックとして「Counting Stars」を付け加えて再リリースされたものとなっています。

行き交う車の音とピアノの音で構成された、
まさに朝目覚めた時のような雰囲気を感じさせる「Prelude」が作品の始まりを告げ、
少しずつ高まりゆくドラムの音に誘われつつ、
切なさと湿っぽさと同時に、希望をも感じさせる「New York Is Raining」へ。
もうこの展開だけで素晴らしい完成度。
3曲目「Leaving」はポップなリズムと明るいメロディーが印象的で、
Ryojiさんが「何か新しいことを始めるときの歌」と言っているように、
ワクワクした気持ちと、少しの戸惑い、不安をうまく曲に落とし込んでいます。



4曲目「A Letter」は、個人的にこのEPのなかで最も気に入っている曲。
切ないメロディーから始まり、徐々に高まっていくテンション、そして開放感あふれるサビ。
中盤でポップな展開を挟むところや、終盤に向けて優しいメロディーを入れてくるところも
聴いていて気持ちいいし、感情も揺さぶられまくっちゃうしで、
このバンドに出会えて本当に良かったなーと思わされました!
「Beautiful Mess」はSara Bareilles×Jack's Mannequinといった雰囲気があります。
全体的に歩く、ポップな雰囲気の曲ですが、
終盤手前で切ない雰囲気のある展開を挟んでいるところにグッときました。
そこからまたテンションを上げてポジティブに曲を〆る感じがまた素敵。



ボーナストラックである「Counting Stars」は、
はじめこのEPを作成した時には作りたかったけれど、作れなかったと言っていたバラード。
優しく、美しく、壮大で、EPを締めくくるにまさにぴったりな曲となっています。
聴き終わったあとに、余韻が残る作品って良いですよね。

先着200名の購入者には、これら6曲の他に2nd EPに収録予定の
「On Christmas This Year」が収められた特典CDがついていたのですが、
この曲もまた素晴らしく、2nd EPへの期待が高まります。
ちなみに2nd EPは現在公開に向けて色々動いているところだとか。
早く聴きたい~!

なおこちら、全国流通盤ではありますが、
店頭販売はタワレコ新宿店、渋谷店、名古屋パルコ店、梅田丸ビル店、
豊橋市のPivot Records( http://www.synka.jp/pivotrecords/ )のみでの販売となっております。
ネット販売はCars & Calories records公式ショップ( http://carsandcals.theshop.jp/ )にて
行われておりますので、販売店舗が近隣にないという方はこちらで。
アートワークも、作品とマッチした素敵なものとなっております。

Northern Factory Twitter
Northern Factory Facebook

コメント

人気の投稿